住宅ローンにはたくさんの種類があり、どれを選べば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
ローンのタイプによって返済方法や返済金額が異なってくるため、自分にあった選択肢を見つける必要があります。
この記事では、住宅ローンの選択肢や、メリット・デメリットをご紹介しますので、ローン選びで失敗しないためにもこの記事を読み理解を深めてください。
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住宅ローンには、大きく分けて「民間融資」「公的融資」「協調融資」「自治体融資」4つの選択肢があります。
これらは、それぞれ異なる特徴を持っているので詳しくみていきましょう。
民間融資
民間融資とは、地方銀行や都市銀行などの民間金融機関から融資を受けて組むローンのことをいい、住宅ローンでよく使用されるのがこのタイプといえます。
特徴としては他の融資と比べて借入限度額が高いという点があげられます。
しかし、その代わりに審査が厳しいといわれており、直近の年収や勤務年数などを細かくみられ、基準を満たしていなければ融資を受けることができません。
公的融資
公的融資とは、国や自治体などの公的機関から融資を受けて組むローンのことをいい、有名なものでいうとフラット35がこのタイプといえます。
特徴としては、民間融資よりも審査が簡単で、金利の低いことがあげられます。
融資元が利益を目的とした企業ではないため民間融資と比べて金利が低く設定されており審査も簡単になっているのです。
しかし、建物の基準に関しては他のものより厳しくなっているので覚えておきましょう。
耐震性能や対価性能など住宅に関する独自の基準があり、それをクリアしなければ融資が受けられないので注意が必要です。
協調融資
協調融資とは、民間の金融機関と日本公庫が連携している融資で、フラット35でよくおこなわれています。
特徴としては、複数の金融機関から融資を受けるため融資額が多くなるという点です。
信頼が少なくあまり多く借り入れできない方でも、複数の金融機関から融資を受けることで資金を確保することができるのです。
しかし、連携している会社のどちらか一方が、融資を断ればすべての融資が受けられなくなる場合があるのでその点は覚えておきましょう。
融資額を増やそうと協調融資を選ぶと、融資額が少ないどころか、融資を受けられない場合もあるので、しっかり考えて契約してください。
自治体融資
自治体融資とは、各都道府県や市町村が支援の一環としておこなっている融資制度で、それぞれの自治体で融資の方法や条件が異なります。
有名な例でいうと、特定の銀行などと連携して、債務者に有利な条件で融資をする「融資あっせん制度」や、利息の一部を支援してもらう「利子補給制度」などがあります。
また、融資とは別で住宅の性能に応じて支援してもらえる「助成金制度」というものがある自治体もあるので、住宅を購入する際は使用してみると良いでしょう。
住宅ローンを組む場合の変動金利について
住宅ローン融資の種類を決めるのと同じくらい重要なのが金利タイプです。
金利タイプによって返済額が増減したり、月々の返済額も変わってきたりするので選択する際はしっかり検討して選ぶ必要があります。
ここでは、変動金利について詳しくみていきましょう。
変動金利とは
変動金利とは、返済中の金利が上下する可能性のある金利タイプのことをいいます。
このタイプを選ぶと半年から1年おきに適用金利の変更がおこなわれます。
また、金利が他のタイプと比べて低く設定されているのが特徴で、金利タイプのなかでも1番契約者の多いタイプです。
返済方法
返済方法には2つの選択肢があり、選ぶタイプによって返済総額や金利の適用タイミングが異なるため自身にあったほうを選ぶ必要があります。
まず1つ目は、返済元金と利息を調整して毎月の返済額が一定になるようにした「元利均等返済」というものです。
特徴としては、返済額が一定になるかわり返済額が多くなるという特徴があります。
また、これを選んだ場合、金利変更の適用が5年ごとに見直されるケースが多いのでその点も覚えておきましょう
2つ目は、元金の返済のみが一定になる「元金均等返済」というものです。
特徴としては、返済完了が早く返済金額も安くなるという特徴があります。
そして、これを選んだ場合は、金利が変更したら即時適用されるようになっています。
変動金利のメリット
変動金利を選んだ場合のメリットは2つあります。
1つ目は、金利が低いという点です。
変動金利は、金利タイプのなかでも金利が低く設定されており、固定金利と変動金利の相場を比較したとき、およそ半分となっているため、金利が変わらなければ返済額を少なくすることができます。
2つ目は、金利がいまより低くなれば、返済額が減少するということです。
金利は2010年ごろから毎年低くなってきており、このまま金利が低くなっていけば返済総額を減らすことができるので大きなメリットといえるでしょう。
変動金利のデメリット
変動金利を選んだ場合のデメリットは1つで、金利上昇のリスクがあるという点です。
金利が変動しなければ何も問題はありませんが、金利が上昇した場合は返済額が多くなり、支払いが苦しくなるというリスクがあります。
変動制の金利は、動向次第でメリットにもデメリットにもなるので注意が必要です。
住宅ローンを組む場合の固定金利について
次は固定金利について解説していきます。
固定金利には、「全期間固定」と「固定期間選択型」があるので、それぞれの特徴を知り最適なほうを選択しましょう。
固定全期間固定
全期間固定金利とは、ローンの返済中は金利がずっと一定の金利タイプのことをいいます。
代表的なものでいうとフラット35がこれにあたります。
特徴としては、金利がずっと一定だから返済の計画が立てやすいといった点があげられており、返済額や金利の変動を気にしたくないという方に人気の金利タイプです。
固定期間選択型
固定期間選択型というのは、金利タイプを期間ごとに変更できるというものです。
まずは、契約時に固定金利で契約する期間(3年、5年、10年が一般的)を選択します。
そして期間が終了したら、次の期間に固定金利で返済するか変動金利で返済するか選択します。
このように、一定期間ごとに金利タイプを変更して返済していくのが固定期間選択型の特徴です。
固定金利のメリット
固定金利を選んだ場合のメリットは2つあります。
1つ目は金利上昇の影響を受けないという点です。
経済の悪化などにより金利が上昇しても金利が固定されているので金利変動を気にせずに済みます。
2つ目は返済計画が立てやすいという点です。
金利が固定されており、契約したその時に返済総額を知ることができるため、長期の計画が立てやすいというメリットがあります。
また、月々の支払いも安定しているため無理なく返済をできるという点も大きなメリットといえるでしょう。
固定金利のデメリット
固定金利を選んだ場合のデメリットは3つあります。
1つ目は金利が他と比べて高いという点です。
金利が高いため、基本的に変動金利と比べて総返済額が多くなってしまいます。
2つ目は金利低下の恩恵を受けられないという点です。
金利がずっと固定のため、金利が低下してもその恩恵を受けることができず損をしてしまいます。
3つ目は手数料がかかるという点です。
固定期間選択型で期間を変更する際に手数料として33,000円支払わなければいけないため、この点もデメリットといえるでしょう。
まとめ
住宅ローンの選択肢や種類、金利タイプについて解説しました。
ローンの種類や金利タイプひとつで、返済状況など大きく変わってきます。
無理のない返済をするためにもしっかり検討してからローンを選択するようにしてください。
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