所有している収益物件が空き家ばかりでは、利益を得られませんよね。
空室が多い原因として、ユニットバスで構成されていることが考えられるので、この記事ではバスとトイレを分離して入居率を上げる方法を解説していきます。
入居率アップのためにユニットバスとして分離する費用はいくら?
以前はユニットバスの物件が一般的でしたが、近年はバストイレ別の物件が増加しています。
入居者としても、バストイレ別の物件を選ぶ傾向にあるため、ユニットバスタイプの賃貸は選ばれにくいことが現状です。
そのため、バスとトイレを分ける工事をおこなうと、入居率が上がることは確かです。
しかし、分離工事にはいくらぐらい費用がかかるのでしょうか。
まず、バスとトイレの間に仕切りを入れる工事費が20万円〜30万円かかり、洗面台を撤去する場合は追加で約30万円必要です。
また、トイレを新設する工事に約100万円、お風呂を分離型のタイプに取り換える費用が約60万円〜80万円かかります。
トータルで見積もると、約250万円は必要だと考えてください。
これは一部屋の工事費用なので、部屋数が増えるとその分お金がかかります。
ユニットバスに分離する工事の流れを知って入居率を上げよう
分離工事をする際は、以下の流れに沿って進みます。
1.工事を依頼したい業者に連絡をする。
2.社員が現場を訪れ、希望の設計を相談し、見積もりと提案を受ける。
3.提案されたプランに納得がいけば契約をする。
4.分離工事が始まる。(2〜4日)
5.引き渡し。
上記の流れの順を追って、工事が進んでいきます。
工事の期間が2〜4日で終わるので、思ったよりも早く進むことに驚きましたよね。
費用と工事の状況を踏まえて、分離を進めるか検討される人が多いと思うので、以下ではメリットとデメリットを解説していきます。
まず、ユニットバスからバストイレ別にすることによって、
・誰かがお風呂に入っているときでもトイレを利用できる。
・洗い場が設けられる。
・湯船の水が、トイレへと流れていかない。
のメリットがあります。
バスとトイレが別の部屋に設けられるので、完全に個別に使用できます。
これは、入居者にとって使いやすいため、入居率が上がる要因です。
一方、バストイレを別にすることによって、家賃が上がることが入居者にとってデメリットになると考えられます。
一般的には、ユニットバスタイプの物件の方が家賃も安くなるため、室料が高いことを理由に入居率が下がってしまうリスクもあります。
これを踏まえて、ユニットバスへ分離をする前に、入居率が上がらない原因を明らかにしておくことを注意しましょう。
バストイレ別にせず、室内の雰囲気を変えるために壁紙を明るくするだけで、人気の物件になる可能性もあるので、さまざまな選択肢を考えてみてください。
まとめ
ユニットバスを分離することは、入居率が上がる要因の一つです。
工事をする際には、入居者に対するメリットを理解して、気に入られる部屋を設計しましょう。
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