不動産投資をする方は、その物件に対して、どのぐらいの収益が見込めるかを考えると思います。
投資をするのであれば、高い収益を期待しますよね。
そこで、この記事では不動産投資を考えている方に向けて、キャップレートについて詳しく解説していきます。
不動産投資の豆知識!キャップレートとは?
キャップレートとは、利回りの期待率または資本収益率を意味する不動産の単語です。
要するに、物件の収益力を指し示すものです。
正式名称を「キャピタリゼーション レート」と呼びます。
高い利回りを期待するには、キャップレートの高い物件に投資をする必要があります。
しかし、収益力の高さに伴ってリスクも高くなることを覚えておきましょう。
たとえば、商業施設や物流店、住宅は収益力が高い傾向があります。
これは、使用用途が限られているからです。
そのため、物件の価値が高くなることから、収益力も高くなります。
なお、不動産評価額は比較的安定しているので、低く設定されています。
その一方で、オフィスビルなど使用用途を柔軟に変えられるものは、収益力が低くなります。
リスクが低い分、不動産評価額は高いので均等が取れています。
不動産投資の指標となるキャップレートを用いた不動産適正価格の算出方法とは?
さて、次に、キャップレートを用いて不動産の適正価格を算出する方法をご紹介しましょう。
<算出方法>
償却前営業利益(NOI)÷キャップレート(%)=不動産の適正価格
たとえば、NOIが2,000万円、キャップレートが6%の不動産の適正価格を算出してみましょう。
<計算式>
2,000万円÷0.06=約3億3,300万円
この場合、約3億3,300万円が適正価格です。
また、以下のように、収益還元法でキャップレートを用いて不動産の適正価格を算出することもできます。
<算出方法>
(家賃収入−管理運営費)÷キャップレート=不動産の適正価格
たとえば、年間家賃収入100万円、年間管理運営費20万円のマンションに投資をする場合、この不動産の適正価格は、以下のように算出できます。
<計算式>
(100万円−20万円)÷0.06=1,333万円
このような計算式に当てはめると適正価格を把握できるので、投資用物件を決める目安にしてみてください。
しかし専門的な言葉が多く、一人で算出するのは難しいですよね。
もし算出方法に不明な点が出てきたら、専門家に相談をしてアドバイスを受けましょう。
まとめ
不動産投資をするときには、キャップレートを元に不動産の適正価格を算出すると収益性を導けるので、物件を決めやすいですよ。
投資を成功させるために、事前に知識を得ておきましょう。
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不動産に関するお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。