土地の売却には大きく分けて更地のまま売るのと古家付きの状態で売るというふたつのパターンがあります。
売却後のトータルコストや手続き面など、あらゆる要素を考えあわせたうえで、どちらがよりメリットが大きいと言えるのでしょうか。
ここでは、更地・古家付きというふたつのシチュエーションに分け、それぞれのメリットデメリットについて詳しく見ていきましょう。
土地売却なら更地の状態がおすすめ?メリットデメリットを解説!
土地をいったん更地に戻したうえで売却するメリットとしては、「買い手側から見た購入後の自由度が高くなる」という点が挙げられます。
建物とセットの状態では、どうしても購入後の利用用途が限られてしまい、住宅の種別や状態によってはかえって買い手がつきにくくなってしまうということも起こり得ます。
更地であれば、購入後にあらためてマイホームを建てても良いですし、駐車場としてリースし、副収入につなげることもできますので、比較的早期に買い手が見つかりやすい傾向があるようです。
土地を更地の状態で売却するデメリットとしては、維持費が高くなってしまう、という点が挙げられます。
更地は固定資産税が古家付きの5倍になってしまうため、売却活動がスムーズにいかなければ無駄なランニングコストばかりがかさんでしまうということにもなりかねません。
更地にせず古家付きの土地を売却するメリットデメリットとは?
土地を更地に戻さず、古家付きの状態で売却する大きなメリットは、「物件が売れるまで住みつづけることができる」ということです。
住宅の契約にもよりますが、古家付きの状態であれば物件の買い手が見つかるまでそのまま物件で暮らしつづけられるケースが多く、売却期限が迫ってきたけど次の住まいが見つからずに焦るということもありません。
一方、デメリットとしては、買い手側から見た自由度が低くなってしまうということが挙げられます。
利用用途が限定されてしまうとどうしても買い手が見つかりにくくなってしまい、結果として仲介手数料など余分なコストがかさんでしまうということにもなりかねません。
まとめ
土地の売却パターンについて、更地、古家付きとふたつの場合に分けてシミュレーションしました。
それぞれにメリットデメリットがあり、どちらのパターンが適しているかはケースバイケースですので、メリットデメリットを具体的にシミュレーションしたうえで最適な選択肢を見きわめましょう。
株式会社リノ・エステートは、福岡市城南区・早良区エリアで売買物件を多数取り扱っております。
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