モデルルームといえば、分譲住宅向けのお部屋が主流でした。
しかし近年では、賃貸物件でもモデルルームを公開する物件が増えています。
繁忙期前の空室対策にも効果的な、賃貸物件向けモデルルームのおすすめ理由やポイントを解説します。
繁忙期前の空室対策にモデルルームが有効な理由
モデルルームを取り入れている賃貸物件は、まだまだ数が少ないです。
そのため競合物件との差別化を図りやすく、空室対策に効果が期待できます。
繁忙期前は入居希望者も、短期間で部屋を決めなければなりません。
そこで新生活を送る部屋のイメージを提供することで成約につなげやすくなる点も、モデルルームがおすすめの理由です。
<家具は使い回せる>
モデルルーム作りは、ごく簡易なものでも数万円〜十万円程度かかります。
しかし一度購入した家具は使い回せますから、成約後は別の空室対策に再利用可能です。
モデルルーム展示品を専門に扱う中古家具店もあり、おしゃれな家具が比較的簡単に入手できるのでおすすめです。
繁忙期前の空室対策でモデルルームを作る際のポイント
繁忙期前の空室対策に効果的なモデルルームですが、いくつかの注意すべきポイントがあります。
<ターゲットを意識する>
想定する入居者はどのような層なのか、ターゲットを意識したモデルルーム作りが重要です。
若い女性向けならピンクのような柔らかな色使いや、観葉植物の彩りも好まれます。
若い男性向けならモノトーンを基調とし、落ち着いて過ごせる印象の部屋にするといいでしょう。
家具類もターゲットを意識したアイテムをチョイスしてください。
<家具類は小さいサイズにする>
大型の家具は圧迫感があり、部屋が狭く感じられてしまいます。
そのため、家具は小ぶりなものを選択しましょう。
また、視線の抜けを意識した配置も重要です。
目線より高いものは避ける、脚付きの家具にする(床を見せて視線の抜けを作る)と、空間を広く演出できます。
<カラーコーディネートを工夫する>
壁紙や天井は白を基調にしたカラーにすると、部屋を大きく見せることが可能です。
そして暗くなりがちな部屋の角は間接照明で輪郭をぼかせば、奥行きを感じられます。
このほか部屋のイメージに合わせたアクセントカラーを取り入れましょう。
・清潔感を与えるなら白をベースにする
・高級感を強調するなら無彩色(白・灰・黒)をベースに、彩度と明度を控えたカラーを使用する
奇抜な色は好みが分かれやすいので注意してください。
まとめ
繁忙期前の空室対策にモデルルームがおすすめな理由とポイントを紹介しました。
繁忙期前でなくても長期空室を解消するのに効果的なので、複数の賃貸物件を管理しているオーナーの方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
株式会社リノ・エステートは、福岡市城南区・早良区エリアで売買物件を多数取り扱っております。 不動産相続関連でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。