賃貸住宅において、空室対策のためにIoTを導入する動きが増えています。
暮らしを便利にしてくれるIoTは入居者にとってはもちろんのこと、オーナーにとってもなにかとメリットが多いツールです。
空室対策でIoTを導入するときの効果とターゲット
IoTとは「Internet of Things」の略称で、ドアや家電製品などのモノがインターネットにつながることを指します。
これまで手動や個別のリモコンで操作していたモノを、インターネットを通して操作できるようになります。
既存の賃貸住宅への導入も可能ですから、空室対策にも効果の見込めるツールです。
<若者・単身者がターゲットになる>
IoTは若いデジタルネイティブ世代への訴求力が高い設備です。
総務省のデータによると20〜30代のスマートフォン所持率は90%を超えているので、ほとんどの入居者が簡単にアクセスできます。
たとえば単身者向けの賃貸物件では、セキュリティを強化するツールの導入が効果的です。
ドアや窓の施錠忘れを防止するオートロックや、家電の遠隔操作ができるIoTは、忙しい単身者にとって魅力的なアイテムといえるでしょう。
防犯対策として室内カメラのニーズも高まっており、出張など長期不在が多い人の支持を集めています。
<子どもやペットがいる世帯にも人気>
IoTは操作記録を確認することができるため、ドアの開閉状況を遠隔でチェック可能です。
子どもの帰宅時間を管理できるメリットがあるので、共働き世帯をターゲットにできます。
また遠隔操作で餌やりができるペット向けツールも登場しました。
空室対策で入居条件を変更する(ペット可にする)なら、IoTもあわせて導入することで競合物件との差別化を図れます。
IoT導入による空室対策のメリット
前項で紹介したとおり、IoTはとくに若年層にニーズがあるツールです。
若い世代をターゲットにした物件では、空室対策へ効果が期待できるでしょう。
また入退去の激しいワンルーム物件では、入居者が変わるたびに鍵交換のコストがかかります。
しかしスマートロックなら、デジタルデータを変更するだけで新入居者への移行が完了します。
入居希望者へワンタイムのキーを発行することも容易ですから、管理面においてもメリットが多いです。
まとめ
空室対策におけるIoT導入の効果やメリットを紹介しました。
IoTは空室対策に効果があるだけではなく、管理面でもメリットが多いためおすすめです。
IoTを取り入れる際は、どんな層をターゲットにするか意識したアイテム選びをしましょう。
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