アパート経営やマンション経営を検討していると、減価償却という言葉を耳にしませんか。
なんとなく意味はわかるけど、詳しい内容まではわからないという人もいるかもしれません。
今回は減価償却とは何か、また計算方法などを詳しく紹介しますので、アパート経営やマンション経営を検討している人はチェックしてみてください!
アパート経営を検討しているなら不動産における減価償却とは何か知っておこう!
まず減価償却とは、購入後に経年劣化により不動産の資産価値が下がっていく建物や設備に対して、資産として減少する価値の費用を指します。
資産の取得費用を購入年に全額経費として計上するのではなく、資産が使用できる期間に分割して計上していく仕組みです。
対象になるのは、月日が経つにつれ価値が減少していくものとされているので、価値が変わらない土地や骨とう品は対象にはなりません。
土地が値下がりするのは、経年劣化によるものではなく不動産市場の変化によるものとされているからです。
減価償却には、次の3種類の計上方法があります。
建物や設備の耐用年数に対して、毎回一定額を償却していく「減価償却」。
資産の取得価格が10万円から20万円までのものを一括売却資産として、使用を開始した年から3年間で償却する「一括減価償却」。
一括減価償却を選択した場合、固定資産税は対象外になります。
資産の取得価格が30万円未満のものを、使用を開始した年に全額計上できる「少額減価償却制度」。
この場合、青色申告者であること、合計限度額が300万円未満であることなどが、対象となるための条件となっています。
アパート経営を検討しているなら減価償却の計算方法とは何か知っておこう!
では次に、計算方法と種類について詳しくみてみましょう。
まず1つ目の計算方法は「定額法」です。
取得価格に償却率を掛けて計算する方法で、耐用年数期間中に毎回定額を償却します。
使用開始後すぐは償却額が大きく、その後どんどん下がっていくという特徴があります。
償却率とは、取得価格を方で決められた耐用年数を割って計算した数値で、国税庁で定められています。
もう1つの計算方法は「定率法」です。
定率法は、耐用年数期間中に毎回一定率で償却していきます。
定額法とは対照的に、使用開始後すぐは償却額が大きく、その後どんどん小さくなっていくという特徴があります。
減価償却にもいろんな形や計算方法があります。
ぜひ今回の記事を参考に、自分に合った方法をみつけてみて不動産を有効活用してくださいね!