不動産経営ではキャッシュフローをこまめにチェックすることが大切です。
思いもよらない損失を出してしまう前に、基礎的な知識を身につけておきましょう。
よくあるキャッシュフローの悪化原因や対策についてご紹介します!
不動産経営でキャッシュフローが悪化する原因
不動産経営におけるキャッシュフローの悪化には、さまざまな原因があります。
主な原因を、2つ見ていきましょう。
▼ローンの返済方式が元利均等
元利均等返済とは、月々の支払い額を一定にしてローンを返済していく方式です。
返済開始等当初は、返済元金が大きくなって毎月の返済額が増加するので、当然、キャッシュフローは悪化します。
一方、住宅ローンなどは元金均等での返済方式が一般的ですよ。
ローンの返済方式には「元利均等」と「元金均等」の2種類があり、元金均等は返済回数で元金を均等に割った返済方法です。
▼過大に諸経費が発生している
管理費用や修繕積立金など、運営諸経費がかかりすぎると数値は悪化します。
管理費用などは築年数とともに増加し、家賃価格は減少するのが一般的です。
事業計画の諸経費の想定がゆるく、結果として収支より管理費用の方が大きくなると、赤字経営となってしまいます。
不動産経営でキャッシュフローが悪化しないための対策
不動産経営でキャッシュフローが悪化しないための対策をみていきましょう。
▼こまめにお金の動きを確認する
確定申告後でもなければ、正確なキャッシュフローを把握しにくくなりますが、こまめなお金の流れを把握して対策しましょう。
減価償却費や税金の支払いはいくらで、キャッシュフローの状態はどうなっているかを毎月チェックしましょう。
税理士さんに試算表をだしてもらうと、客観的な数値を把握できるでしょう。
▼管理費や修繕積立費用の増加を確認する
メンテナンスに関する費用は、本来は不動産会社が説明してくれます。
しかし、担当者によってはデメリット要素を曖昧にする場合もあるので注意しましょう。
長期修繕計画などを確認すれば費用の増え方は予測できるので、信頼のおける担当者を探す方が得策です。
契約前に確認するだけで、経営状況の悪化する一要因を防げますよ。
また、説明の方法は、業者の信頼度を測るものさしにもなるので、覚えておきましょう。
まとめ
不動産経営でキャッシュフローが低下する原因を、事前に把握して対策をとっておきましょう。
ほんの少し意識するだけで赤字経営を防げる場合があるので、情報収集に力を入れるようにしてくださいね。
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