少子高齢化が一層加速し、日本の人口も減少期に入った現在、賃貸物件に関しても、入居率が低下傾向にあるのが現状です。
空室率が上昇している今、競合物件との差別化対策がより大切になってきています。
今回は、賃貸用の物件を所有している方、あるいは購入予定の方に向けて、物件の空室対策についてご紹介していきたいと思います。
競合物件との差別化で空室対策を!
いかに空室をなくすか、そして満室を維持するかは、不動産投資の大きな課題といえます。
退去後に原状回復だけを行っておしまいだと、競合物件との差別化が図れず、埋もれてしまう可能性も。
では、どんなふうに差別化をはかればよいのでしょうか。
<入居者の幅を広げる>
ペット可の物件にする、外国人の入居も可とするなど、入居者の幅を広げることで差別化がはかれます。
駅遠でも、周辺にドッグランや遊歩道がある場所は犬を飼う方には魅力的に映りますし、猫を飼いたい方に対しては床や壁を傷つきにくい材質にするといった対策を図れます。
言葉が通じないことをネックに外国人入居者を避けるよりも、数か国語対応が可能な管理会社を探すのもおすすめの対策です。
また、新築信仰の日本と異なり、海外では古い家をリフォームしながら用いるのが一般的。
賃貸物件はDIY不可、原状回復必須なことが一般的ですが、築古の場合はむしろ、ある程度手を入れることも容認することで、外国人のみならず、日本人のDIY好きな層にもアピールできます。
<明るくきれいな写真を!>
賃貸物件探しで多くの方が利用するのがウェブの不動産検索サイトです。
掲載する情報を常に新しく更新することはもちろん、物件の写真は、明るく、きれいな清潔感ある写真を載せるようにしましょう。
画面の小さいスマートフォンで見る方が多いことを念頭に、パッと見て分かりやすい画像であることも大切です。
<人気の設備を導入>
空室対策として、もはやエアコンはあって当たり前の設備ともいえますし、バス・トイレ別も人気ですね。
最近は、宅配ボックスや、無料Wi-Fiの導入などが人気ですから、導入を検討してみるのもおすすめです。
ニーズ調査で空室対策と差別化を
所有物件と同様の競合物件と比較し、その違いをニーズとして拾う調査も重要です。
賃料や導入設備、ペット可か否かなどの入居条件を一通り確認し、所有物件と比べてみましょう。
より詳細を調べたい場合は、不動産や管理会社の担当の方に聞いてみるのもおすすめ。
あれこれ対策をとりたくても、費用は無尽蔵ではありません。
この地域のニーズは何か、空室対策で考えているものを導入したらどう差別化できるかなど、データとして並べると明確にすることができるでしょう。
まとめ
空室対策は、原状回復だけでなく、競合物件と比べて差別化できるかが大切です。
地域のニーズを見極めながら、より効果的な対策をご検討ください。
気になることがあれば、不動産の専門家に問い合わせてみるのも一つの手です。
私たち株式会社リノ・エステートは、幅広い不動産情報を豊富に取り扱っております。
不動産関連でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。