不動産経営は毎月の家賃収入が見込め、資産運用先としても人気です。
一方で空室が続き思ったような収入が得られないなど、大小さまざまな悩みに直面することもあるでしょう。
そこで不動産オーナーによくある悩みや、トラブルの解決方法をご紹介します。
不動産オーナーの悩み:賃貸マンションでのトラブル
賃貸マンションの経営において多い悩みのひとつに、空室問題があります。
なかなか入居者が決まらなかったり退去が続いたりすると、その間は無収入になり経営にとって打撃です。
<空室になる原因>
空室の原因が立地や周辺環境、専有面積の狭さであれば、オーナーだけの力では改善が難しいです。
しかし建物管理や室内の修繕状態を見直せば、入居率アップを図れます。
たとえばエントランスや建物の外観など、見た目が入居の決め手になることも珍しくありません。
そのため定期的な清掃やメンテナンスは欠かせません。
共用設備で競合物件との差別化を図るなら、オートロックや宅配ボックス等は入居希望者に人気があります。
構造によっては後からでも増設可能なので、賃貸マンションで空室が埋まらないときに検討してみてください。
室内は予算を抑えた簡易的な表層のリフォームでも、入居者のニーズを見極めれば効果を発揮します。
<入居者トラブル>
家賃滞納や住民間の苦情など、入居者トラブルは多くのオーナーにとって悩みどころです。
入居者トラブルが続くようなら、管理会社の対応を改善してもらう必要があるでしょう。
しかし入居者が原因のトラブルは、賃貸契約を結ぶ入り口の段階である程度防ぐことが可能です。
属性の悪い入居者がはいらないよう、審査を厳格に行う管理会社へ変更しましょう。
家賃滞納問題では、高齢者や生活保護受給者のリスクが高いと見られがちです。
ですが自治体によっては、家賃を役所から管理会社やオーナーに直接支払う体制をとっているところがあります。
さらに引越しをする理由も少ないので長期入居が期待できますから、行政対応に関する情報も収集しましょう。
築古の賃貸マンションで家賃相場が安いエリアなら、短期間での入退去が繰り返されるよりもコストがかからないかもしれません。
不動産オーナーの悩み:物件の売却
赤字経営が長く続いたり、まとまった資金が必要になったりしたときは売却を検討することも必要です。
もし売却益が得られるのであれば、現金化するのもひとつの手段。
しかし売却以外の方法もありますから、オーナーそれぞれの状況で判断することが大事です。
たとえば月々のローン返済が負担になっているのなら、繰上げ返済をしたり借り換えを検討したりして月々の支出を抑えるのもおすすめです。
相続対策として不動産運用を始めたのなら、不動産のままで残しておく方が節税になるケースがあります。
相続時精算課税を活用し、生前贈与してしまうのもいいでしょう。
まとめ
不動産経営の悩みを解消するには、地域のニーズを見極め競合物件との差別化が重要なポイントです。
そのため信頼できる不動産会社を見つけ、空室対策や売却時には提案を受けることが大切です。
株式会社リノ・エステートは、福岡市城南区・早良区エリアで不動産を多数取り扱っております。
不動産関連でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。